お子さんの習い事の申込書やPTA活動での文書作成など、
企業や団体とのやり取りって意外と多いですよね。
特に「様」をつけるべきかどうか、
私も最初はとても悩みました。
今回は、
企業名に「様」をつけるべきかどうかの基準から、
正しい書き方まで、
私の経験も交えながら分かりやすくお伝えしていきますね。
企業名に「様」はつける?つけない?結論から言うと…
「失礼にならないように…」と思って、
つい「様」をつけてしまいがちですよね。
でも、
結論から先にお伝えすると、
企業名には基本的に「様」はつけないんです。
これは堅苦しい決まりというわけではなく、
長年のマナーとして定着しているものなんですよ。
企業名に「様」をつけるべきケースはある?
「じゃあ、絶対に『様』をつけちゃいけないの?」
って思われるかもしれませんね。
実は、
例外的に「様」を使った方が良い場面もあるんです。
就職活動における企業宛メール
お子さんが就活をする時期になったら参考になるのですが、
就職活動の場面では少し異なるルールがあります。
こんな場面では「様」を使っても大丈夫です。
会社に応募書類を送るとき
面接のお礼状を書くとき
インターンシップに申し込むとき
○○○株式会社
採用ご担当者様
インターンシップへの参加を希望いたします…
弔辞・お悔やみ状などの特殊なケース
お悔やみの手紙など、
特別な場面では通常のルールとは違う書き方になります。
お悔やみの電報→○○○株式会社様
お悔やみ状→○○○株式会社御中(または様)
このような特別な場面では、
より丁寧な表現を使うことが一般的です。
【基本ルール】企業名には「様」をつけない
私が子どもの習い事の申込書を書いたときに教えてもらったのですが、
企業というのは組織全体を指すので、
個人に使う「様」は必要ないんだそうです。
丁寧にしようと思って「様」をつけるのは、
むしろ間違いになってしまうんですね。
例えば、「○○スイミングスクール」と書く場合は、
そのまま「○○スイミングスクール」と書けばOK。
「○○スイミングスクール様」とする必要はありません。
このシンプルなルールを覚えておくと、
色々な場面で役立ちますよ。
なぜ企業名に「様」をつけないの?
「でも、なんで企業には『様』をつけちゃいけないの?」
って思いますよね。
実は、
これには理由があるんです。
私も最初は不思議に思いましたが、
調べてみたらとても納得できました。
「様」の本来の意味と使い方
「様」って、本来は人に対して使う言葉なんです。
例えば、
お隣の「田中様」とか、
習い事の「先生様」とか。
要するに、
人に対する敬意を表す言葉なんですね。
普段使う例→近所の佐藤様、スイミングの山田コーチ様
お仕事関係の例→担当の鈴木様、店長様
私たちの日常生活でも、
人に対して「様」を使うのは自然ですよね。
でも、
企業は人ではなく組織なので、
人に使う「様」はちょっと違和感があるというわけです。
企業・団体名は敬称を必要としない
企業や団体は、
それ自体が一つの組織として扱われます。
私がPTAの書類を作るときにも気をつけているのですが、
企業名はそのまま書くのが正しいんです。
例えば、こんな感じです。
正しい書き方→○○スポーツクラブ
間違った書き方→○○スポーツクラブ様
最初は「これって失礼じゃないかな?」って心配になりますよね。
でも、実はこれが正しいマナーなんです。
知っておくと自信を持って書類が書けますよ。
間違いやすい!「様」と併用NGの表現
私も最初は間違えていたのですが、
特に気をつけたいのが「様」の重複使用です。
ついつい丁寧にしようと思って
間違えやすいポイントをご紹介しますね。
「株式会社○○様」は二重敬称!
「株式会社」という言葉自体が、
すでにきちんとした表現なんです。
だから、
そこにさらに「様」をつけると、
二重に敬意を表すことになってしまうんですよ。
分かりやすい例を見てみましょう。
❌ よくある間違い→株式会社○○スポーツ様
⭕ 正しい書き方→株式会社○○スポーツ
私の経験から、間違えないためのコツをお伝えすると
会社の名前はそのまま書く
後ろに「様」はつけない
「株式会社」などの表記もそのまま使う
「御中」との使い分けを理解しよう
「じゃあ『御中』は使っていいの?」
という疑問が出てきますよね。
実は「御中」は企業や団体に使う正しい表現なんです。
特に封筒や宛名を書くときによく使います。
私なりの覚え方をご紹介すると
「御中」→会社や団体全体に送るとき
「様」→個人の方に送るとき
例えば、こんな使い分けになります。
会社全体に送るとき→○○スポーツクラブ 御中
担当の先生に送るとき→○○スポーツクラブ 山田先生様
ビジネス文書での正しい企業名の表記方法
PTAの書類作りやお子さんの習い事の連絡など、
意外と多い文書作成。
正しい書き方を知っておくと安心ですよね。
宛名・封筒の書き方(例:請求書、領収書、報告書、手紙)
封筒や文書の宛名の書き方には、
基本的なルールがあります。
私のおすすめの書き方は
会社全体に送るとき
○○○スポーツクラブ 御中
○○○スイミングスクール 御中
先生や担当者に送るとき
○○○スポーツクラブ
山田先生様
文中での企業名の表記方法(例:メール、レポート、履歴書)
文章の中で会社名を書くときは、
そのまま正式名称を使います。
よく使う例文
○○○スポーツクラブの夏季水泳教室に参加させていただきたく…
△△△音楽教室を退会することになりましたので、ご連絡申し上げます。
具体的な例文でさらに理解を深めよう
実際によく使う文書の例をご紹介しますね。
これを参考に書いていただければ間違いありません。
ビジネスメール
メールの書き方例
件名:レッスン欠席のご連絡
○○○スポーツクラブ
山田先生様
いつもお世話になっております。
手紙
手紙の書き方例
○○○音楽教室
田中先生様
拝啓
この度は長らくご指導いただき、ありがとうございました。
報告書
報告書の書き方例
活動報告書
○○○子ども会 御中
下記の通り、活動内容をご報告いたします。
まとめ
企業名への「様」付けのルール、
意外と身近な問題ですよね。
今回お伝えした内容をまとめると
企業名には基本的に「様」はつけない
組織全体なら「御中」を使う
個人の方には「様」を使う
就活や慶弔時は例外もある
ぜひ、
お子さんの習い事の連絡や、
PTAの活動など、様々な場面で活用してくださいね。