習い事体験メールの書き方＆例文集！初めてでも安心！

習い事体験メールとは？目的と印象を左右するポイント

習い事を始める前に、多くの方が利用するのが「体験レッスンの申し込みメール」です。

このメールは、教室との最初の接点となる大切なコミュニケーション手段です。

ここでは、体験申し込みメールの目的や基本マナー、そして送信のタイミングについてわかりやすく解説します。

体験メールの基本的な役割とは

体験申し込みメールの目的は、教室に「興味があること」と「体験を希望していること」を丁寧に伝えることです。

同時に、教室側に安心感を与えられるような文面にすることが大切です。

メールは自己紹介と問い合わせを兼ねた“最初の印象作り”の場と考えましょう。

メールで気をつけるべき3つのマナー

体験メールを書くときは、文法やマナーの基本を押さえることが大切です。

特に意識したいのは、以下の3つのポイントです。

特にビジネスメールのように堅くしすぎる必要はありませんが、丁寧な印象を保つことが大切です。

メールを送るベストタイミング

体験メールは、教室が営業している時間帯に送るのが理想的です。

例えば、午前10時〜午後6時ごろに送ると、教室スタッフが確認しやすいでしょう。

夜遅くに送る場合は、「夜分遅くに失礼いたします」と添えることで丁寧な印象になります。

最初のメールは、相手に好印象を与える“第一歩”です。

「この人なら安心して受け入れられる」と思ってもらえる文面を意識しましょう。

習い事体験メールに必ず入れる5つの項目

体験レッスンを申し込むメールには、必ず伝えるべき基本情報があります。

この章では、相手に誤解なく伝わり、スムーズにやり取りができるための5つの要素を紹介します。

これらを押さえるだけで、教室側からの印象や返信スピードが大きく変わります。

① 自己紹介と受講者の情報

まず最初に、差出人が誰なのかを明確に伝えましょう。

教室側は多くの問い合わせを受けているため、簡潔でわかりやすい自己紹介が重要です。

たとえば子どもの習い事なら「小学3年生の娘」など、対象者の情報を添えるとスムーズです。

名乗り＋目的を1文で伝えることが、好印象のコツです。

② 教室を知ったきっかけ

「どこで教室を知ったか」を一言添えると、相手が親近感を持ちやすくなります。

インターネット、友人の紹介、チラシなど、出会いの経路を伝えることで、話の流れがスムーズになります。

この一文だけで、「どんな経路で興味を持ってくれたのか」が明確になります。

③ 体験希望日時と候補の書き方

教室側が調整しやすいように、希望日時は1つではなく2〜3候補を提示するのがポイントです。

「○月○日（火）午後」「○月○日（土）午前」など、時間帯を含めると親切です。

「相手が選びやすい選択肢」を出すのがマナーです。

④ 連絡先・返信方法を明確にする

メール本文の最後には、必ず電話番号やメールアドレスを記載します。

スマホメールの場合、迷惑メール対策で返信が届かないこともあるため、別の連絡手段を提示しておくと安心です。

問い合わせ後にスムーズな連絡ができるよう、基本情報は抜けなく書くことが大切です。

⑤ 件名は「体験レッスン希望」を含める

件名は、メールの内容を一目でわかるようにするための重要な要素です。

「体験レッスン希望」「体験申し込み」など、目的が伝わる言葉を入れましょう。

件名で内容が伝わるメールは、教室側に信頼感を与えます。

基本形から学ぶ！習い事体験メールのテンプレート

ここでは、実際にすぐ使える「習い事体験申し込みメール」のテンプレートを紹介します。

シーン別に使えるように、子ども向け・大人向け・紹介経由・オンライン希望の4種類を用意しました。

すべての例文はそのままコピーして使える自然な日本語で構成しています。

【フルバージョン例文】子どもの習い事に申し込む場合

保護者として申し込む際の丁寧な例文です。初めて教室に連絡する方におすすめです。

 ●●教室　先生 はじめまして。△△と申します。 小学3年生の娘が貴教室に興味を持ち、体験レッスンに参加させていただきたくご連絡いたしました。 貴教室のことはインターネットで拝見し、初心者でも安心して学べる雰囲気に魅力を感じております。 体験可能な日時がございましたら、以下の候補の中でご調整いただけますと幸いです。 【体験希望日】 ・○月○日（火）午後 ・○月○日（土）午前 ・○月○日（日）午後 お忙しいところ恐縮ですが、ご都合の良い日時をお知らせいただければと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△ TEL：090-XXXX-XXXX E-mail：xxxx@xxxx.jp

あいさつ・目的・希望日・締めの言葉が揃った完璧な構成です。

【フルバージョン例文】大人が新しく始めたい場合

社会人や主婦の方が趣味として始めたいときのテンプレートです。

 〇〇教室　担当者様 突然のご連絡で失礼いたします。△△と申します。 以前からピアノを習いたいと思っており、御教室の体験レッスンを受けてみたいと考えております。 初心者ですが、基本から丁寧に学べると伺い、ぜひ参加させていただければ幸いです。 【体験希望日】 ・○月○日（水）午後 ・○月○日（土）午前 ・○月○日（日）午前 ご確認のうえ、ご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△ TEL：090-XXXX-XXXX E-mail：xxxx@xxxx.jp

ビジネスライクになりすぎず、やわらかい印象を意識するのがポイントです。

【フルバージョン例文】紹介を受けて申し込む場合

友人・知人から教室を紹介されたときに使える例文です。

 ●●教室　先生 お世話になります。□□の友人、△△と申します。 □□から貴教室を紹介され、ぜひ体験レッスンを受けたいと思いご連絡いたしました。 【体験希望日】 ・○月○日（木）午後 ・○月○日（土）午前 ご多忙のところ恐縮ですが、ご都合のよい日時をお知らせいただければ幸いです。 何卒よろしくお願いいたします。 △△ TEL：090-XXXX-XXXX E-mail：xxxx@xxxx.jp

紹介者の名前を必ず書くことで信頼度が上がります。

【フルバージョン例文】オンラインレッスンを希望する場合

オンラインで体験を希望する際の文面です。遠方や在宅での学習にも適しています。

 〇〇教室　担当者様 はじめまして。△△と申します。 インターネットで御教室のオンラインレッスンを拝見し、体験を希望しております。 通信環境は整っており、Zoomでの受講が可能です。 体験できる日時について、ご案内いただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△ TEL：090-XXXX-XXXX E-mail：xxxx@xxxx.jp

オンライン希望のときは、使用ツールや環境を一言添えるのがマナーです。

用途別のショート例文集（コピペOK）

ここでは、状況ごとに使える短めの例文を紹介します。

どれもそのままコピーして使える内容なので、時間がないときや文章を簡潔にしたい方におすすめです。

それぞれの例文の前に「使うタイミング」も添えてあります。

返信が来ない場合の催促メール例文

使うタイミング：体験申し込みから3〜5日経っても返信がない場合。

 ●●教室　先生 お世話になっております。△△と申します。 先日、体験レッスンについてお問い合わせさせていただきました。 お忙しいところ恐縮ですが、メールが届いておりますでしょうか。 ご確認のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 △△

控えめな言葉で「確認依頼」の形にするのがポイントです。

日程変更・キャンセルをお願いするメール例文

使うタイミング：体験日時の都合が合わなくなったとき。

 ●●教室　先生 お世話になっております。△△です。 ご案内いただいた体験レッスンの日程について、都合により変更をお願いしたくご連絡いたしました。 お手数をおかけしますが、別日でご調整いただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△

「申し訳ありません」よりも「お願いしたく」という柔らかい言い回しが印象的です。

複数候補を提案したいときの例文

使うタイミング：自分の都合に合わせつつ、相手に選んでもらいたい場合。

 ●●教室　先生 お世話になっております。△△です。 体験レッスンの希望日について、以下のいずれかでご都合はいかがでしょうか。 ・○月○日（火）午後 ・○月○日（金）午前 ・○月○日（日）午後 ご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△

候補を箇条書きにすることで、相手が返信しやすくなります。

親しみを込めたい柔らかい文面の例文

使うタイミング：何度か連絡を取っていて、少しカジュアルにしたいとき。

 ●●教室　先生 こんにちは。△△です。 前回のご案内、ありがとうございました。 体験レッスンの日程について、○月○日でお願いできればと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△

「こんにちは」や「ありがとうございました」を入れることで、距離が縮まります。

短文でも丁寧さを忘れずに書くことが、信頼関係を築く第一歩です。

体験後に送るお礼メールの書き方と実例

体験レッスンが終わったあとに「お礼メール」を送ることで、丁寧な印象を与えられます。

たとえ入会を即決しない場合でも、感謝の気持ちを伝えることで良い関係を築くきっかけになります。

ここでは、書き方の基本と、すぐに使えるフルバージョン例文を紹介します。

お礼メールで印象が上がる理由

お礼メールには、相手の時間や対応に感謝を示すという大切な意味があります。

「体験して終わり」ではなく、「丁寧に締める」ことで誠実さが伝わります。

「ありがとう」の一言が、次につながる信頼を生みます。

お礼メールの理想的な構成

お礼メールは長文にする必要はありません。

次の3ステップを意識すると、短くても感じの良いメールになります。

体験後24時間以内に送ると印象がより良くなります。

【フルバージョン例文】子どもの体験後お礼メール

保護者が子どもの体験後に送る、もっとも一般的な例文です。

 ●●教室　先生 お世話になっております。△△です。 先日は体験レッスンの機会をいただき、誠にありがとうございました。 先生のご指導がとても丁寧で、娘も「とても楽しかった」と話しておりました。 体験を通して、ぜひ今後も続けていきたいと感じております。 改めて詳細をご案内いただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△

感謝・感想・今後の希望が明確に伝わる、理想的な構成です。

【フルバージョン例文】大人の習い事体験後お礼メール

趣味やスキルアップ目的でレッスンを受けたあとに送るメールの例です。

 〇〇教室　担当者様 お世話になっております。△△です。 先日は体験レッスンをしていただき、ありがとうございました。 先生のご説明がとてもわかりやすく、教室の雰囲気も穏やかで安心して受講できました。 今後、正式に受講を検討したいと思っております。 ご案内いただいたスケジュールを改めて確認させてください。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 △△

感想を具体的に書くと、受け手に「この人は本気で学びたい」と伝わります。

よくある質問とトラブル対応メール例

体験申し込みややり取りの中で、思わぬトラブルや疑問が出ることもあります。

ここでは、よくあるケース別に「スマートなメール対応方法」と「そのまま使える例文」を紹介します。

トラブル対応ほど、丁寧さと落ち着いた文面が信頼を生むポイントです。

返信がないときのフォロー例文

体験申し込み後に数日経っても返信がない場合、控えめに確認するのがマナーです。

焦らず、柔らかいトーンで「確認のお願い」を伝えましょう。

 ●●教室　先生 お世話になっております。△△と申します。 先日、体験レッスンについてお問い合わせさせていただきました。 お忙しいところ恐縮ですが、メールが届いておりますでしょうか。 ご確認のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 △△

「催促」ではなく「確認依頼」の形にすると、相手に圧を与えません。

キャンセル・辞退を丁寧に伝える例文

事情が変わって体験をキャンセルする場合は、早めの連絡が大切です。

一言お詫びと感謝を添えると、誠実な印象になります。

 ●●教室　先生 お世話になっております。△△です。 ご案内いただいた体験レッスンですが、都合により参加を見送らせていただくことになりました。 ご対応いただいたのに申し訳ありません。 また機会がありましたら、ぜひお願いできればと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△

「キャンセルします」だけではなく、「ご対応いただいたのに」という一言が心を和らげます。

再度体験を希望したいときの例文

一度体験を見送ったあと、再度受けたい場合も丁寧に伝えましょう。

前回のやり取りを踏まえて連絡することで、信頼感を維持できます。

 ●●教室　先生 お世話になっております。以前、体験レッスンについてご連絡させていただきました△△です。 都合がつきましたので、改めて体験レッスンをお願いできればと思いご連絡いたしました。 もし可能な日程がありましたら、ご案内いただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 △△

過去のやり取りを一文で示すことで、相手が状況を思い出しやすくなります。

どんな状況でも「丁寧さ」を崩さないことが、良好な関係を保つ秘訣です。

まとめ｜習い事体験メールは「印象＋明確さ＋一言の気遣い」で差がつく

ここまで、習い事体験メールの書き方や例文を詳しく見てきました。

最後にもう一度、メール作成で大切なポイントを整理しておきましょう。

体験メールは、教室との信頼関係の始まりです。

言葉遣いや構成を整えるだけで、相手への印象がぐっと良くなります。

また、送信後のお礼メールや確認メールなど、小さな気配りを続けることで、長く心地よいやり取りができます。

「この人となら気持ちよくやり取りできそう」と思ってもらえるメールこそ、信頼の第一歩です。

ぜひ本記事の例文を参考に、自分の言葉でアレンジしてみてください。

丁寧な体験メールが、あなたの新しい習い事ライフのスタートを明るくしてくれるはずです。